こんにちは。編集担当のNatsukoです。
365日中341日はワンピースを着て過ごす、無類のワンピース好き。今後、ワンピースをはじめkay meのさまざまなアイテムをワンピース好きの視点よりお届けしてまいります。
今回は「エコファーコート」を実際に着用した生の声をお伝えします。
師走に入り、朝晩の空気の冷たさや北風の強さに震えることがぐっと増えてきた今日この頃。トレンチコートやジャケットで乗り切った秋が過ぎ、今年のコートをどうしようかなと考える方が増えてきた時期ではないでしょうか。
コート選びの基準はさまざまですよね。とにかく一分の隙間風も侵入させたくない防寒第一派、通勤用に軽さと機能性を重視するタイプ、さまざまな色に合いやすい色味であることが第一条件、などなど、目的やシーンによって十人十色です。
私自身も新調するかどうか、するならどんなコートにするかを考え続けていたところ、目に飛び込んできたのが「エコファーコート」。

一目見て「かわいい!」と思わず声があがるビジュアルです。上品なキャメルベージュ、フェミニンなピンクベージュ、どちらも捨てがたい……!会合やパーティーなどへ背中を押してくれる華やかな存在感が抜群です。

手にとってみると、表地のしっとりとしたなめらかさとエコファーのふわふわ具合にまず驚き。どちらも動物製ではないながら、ウールや毛皮と言われても疑わない手触りです。コートは生地の質感やシルエットが印象を大きく左右するアイテム。このコートなら高級ホテルやレストランでも堂々と預けられます。

衿元のエコファーは取り外し可能。ファーの両端から計10箇所にボタンが配置されていてしっかり止められるため、エコファーがずれる心配もありません。ファーとコートを止めるボタンはもちろん衿の内側にあるので、ファーを外した時に外から見えない造りになっています。細かい部分ですが、こういった細部にまでデザイナーのこだわりが詰まっているのがkay meらしさでもあります。


着用前から期待感が高まる一方、気になったのが「甘くなりすぎないか?フォーマルに寄りすぎないか?」という点。気に入ったコートほど、とっておきの日だけでなく、冬のお守りがわりに日常でもまといたいもの。せっかくだったら週に何度も着たいから、日常使いもできるのかどうか、ビジネスシーンを想定してトライしてみました。kay mediaならではの、等身大のリアルコーディネートです。
まず前編では、ワンピースとノーカラージャケットを合わせたセットアップ風スタイルを。 正式な訪問や会食ではないけれど、社内定例MTGや来訪がある時など、かしこまりすぎない時のオフィススタイルをイメージしています。


このワンピースは肌に吸い付くようなやわらかさ。ボディラインを拾いすぎず、フィットしすぎず、絶妙なタイト具合です。ウエストに入った横のラインのパイピングと、ラップ部分を縁取る縦ラインのパイピングで、スリム見えを実現。 セットアップのノーカラージャケットを羽織ると、よりフォーマルな雰囲気に。いざジャケットを羽織ると色味やシルエットがしっくりこないこともあるなか、このセットアップは同素材・同色だからさっと羽織るだけでOKなのがうれしいポイントです。セットで持っていれば春秋冬も温度調節ができるのが心強いですよね。



このセットアップはVネックのワンピースにノーカラージャケットと首元がすっきりする組み合わせなので、コートにはエコファーを付けて華やかさをプラスしました。


コートを羽織ってみると、セットアップのシンプルな印象が一変するほど一瞬で華やかに。主張しすぎず、さりげなさすぎないファーの適度なボリュームにより、重点が高くなることから、特にボタンを閉めてベルトを巻いた時の縦長シルエットには我ながら驚き。コートはどうしても印象が重くなりがちですが、絶妙な丈により身長が高くすらっと見えました。キャメルベージュはあたたかみの強い色味ですが、膨張感は全くありません。


ベルトを結んだシルエットは、衿が広がる両肩と裾が広がった先を対角線で結ぶとアルファベットのXに。ウエストを絞ることでこのXラインがより強調され、一層スタイルアップが叶います。ファーのボリューム、フレアな裾、ウエストマークが揃っているこのコートの隠れた強みだと感じました。

軽やかさはシルエットだけにとどまらず、着心地も。コートを着ている感覚がなく、ワンピースと一体化したかのように感じます。それでいて銀座のビル風も感じさせない暖かさです。
ポケットもフラップがなくするっと手を差し込める位置にあり、スマホやマスクの出し入れがノンストレス。ジャケットを中に着ていても、腕の曲げ伸ばしも違和感なし。

この通り、ちょうど自然に手をおろしたあたりにポケットの入り口があり、するっと手を差し込めるんです。そしてポケットの深いこと!手を入れると、時計が隠れる位置まで奥行きがあります。今はサイズの大きなスマホも多いですが、すっぽり収まります。物が落ちる不安もなく、大容量を収納できる頼もしいポケットになっています。

ワンピースの丈は166cmで膝にかかるぐらい、一方エコファーコートは膝下10cmほどのため、好バランス。この収まり感、芸術的です。


シンプルですっきりしているこのセットアップには、さらっと羽織ったコートスタイルもマッチ。セットアップのグレージュとコートのキャメルベージュはトーンが同じなので、全体としてやわらかい印象になります。パイピングの直線がシャープな印象を放ちますが、コートのエレガントさがうまく中和していると感じました。
後編では、ジャケットとパンツのスーツ風スタイルにトライします。ワンピースとの相性は予想通り抜群でしたが、果たしてパンツルックはどうなるでしょうか?
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