グローバル女性のTips!

Vol2. シンガポール投資ディレクター 青山千夏さん (後編)

前編では、インターナショナルな仕事環境におけるコミュニケーション術についてうかがいました。

在宅勤務のアドバンテージを活かし、お嬢さんたちの時間もしっかり確保。一緒にご飯やお菓子を作ったり、宿題をみてあげたり。習い事もバレエ、ピアノ、水泳、声楽、さらにはアクアスロンやクロスカントリーにも挑戦するというアクティブな千夏さん。

どうしたら、そんなことが可能になるのか。千夏さんのタイムマネジメントについてお話しいただきました。

 

驚くべきは、ご自身も小さい頃に始めたバレエを20年以上ぶりに再開。その3か月後には舞台に立ち、3年目にはソロを踊ったそう。自らを「努力が好き。へこたれない」という千夏さん。今でも出張が入っていないときは週に3回のレッスンに通っているそうです。

世界を股にかけるキャリアウーマン、一人の女性としての役割は、まさにマルチタスク。

そこで気になるのは、千夏さんのタイムマネジメント。その極意をうかがいました。

 

【複数の役割を持つ千夏さんのタイムマネジメントについてのTIPS】

TIPS1)やるべきことを書き出して見える化する

「アナログかもしれませんが、チェックボックスを書いてTODOリストを作ります。優先順位をつけて、1つ案件を終えるごとに✔して達成感を味わいます」

「思考と記憶するスピードと一番近いのは『手書き』。『可視化』することで記憶を外部化し、客観視してチェックするという習性が身についている」のだそう。「例えば『サンキューメールを送る』『メモを作る』などやることを細分化して、終わったら消しこんでいく。この方法だと終わった、終わっていないが一目でわかるのでオススメです」

 

TIPS2)自分がやり価値があるかどうかを考えてから、アウトソースする

仕事では、翻訳などを外部に依頼するそう。もちろんご自身でもできますが、その作業に長時間かけるよりも、人に依頼したことがいいと割り切っているのだとか。

「基本的に家事も自分でやりたいタイプ。お料理は娘たちと一緒に楽しめるのもあり自分でやろうとしますが、時間がないときは住み込みのヘルパーさんにお買い物をお願いすることもあります。工程によって自分がやる意味、アウトソースを利用する価値を考えて判断します。ちなみに子供のお迎えなどを夫にお願いするのもアウトソースです(笑)」

 

TIPS3)効率アップのためのリフレッシュでメリハリをつける

「『プレッシャーの多い業務に海外出張。子育てもあって、大変じゃない?』と時々聞かれるのですが、時々気分を変えるためのリフレッシュタイムを取るようにしています」

「私の場合は、バレエ。幼い頃から始めて将来はバレリーナになりたいと思っていたほど大好きなんです。上達したい一心で練習に集中していると時間を忘れます。1回のレッスンで1キロも体重が減るくらい大量の汗をかくので、心身ともにいいリフレッシュになって、仕事にも集中できます」

 

シンガポールでkay meを愛用する理由

以前、千夏さんは、「顔が派手だから無地の洋服がちょうどいい」と言われたことがあり、それ以来、無地のものや黒いワンピースを着ることが多くなってしまったとのこと。

「でもある時、中国人の同僚から『君は、営業職なんだから、そんな地味な洋服ではなくて、もっと覚えてもらえるような色物を着たら? ダークなスーツの男性の中で目立たないよ』と言われ、『確かに』と思い、そこからキレイな色の洋服も着るようになりました。ただ、まだ柄ものには挑戦できる勇気は持てず、つい無地のワンピースを選んでいました」

ところが……。

「もともとはkay meの創業者の毛見さんとボストンコンサルティングで同僚だったんです。私が退社した後、毛見さんがkay meを創業したことをフェイスブックで知り、同僚時代は、机が近かったこともあって応援する気持ちで、出張で帰国した際、銀座本店を訪れました。そのときは、ノースリーブのワンピースを買ったのですが、シルエットがキレイなのに着心地が良くてすぐに気に入りました

ある日、先程の「色物を着たら」と言ってくれた中国人の男性を連れて、kay meの銀座本店を訪れたときのこと。同じく金融業界で働く彼の奥様好みの『パッと華やかになる』ワンピースを1枚購入されたそう。

ピンクカリブ カシュクールワンピース

その場で、「あなたもそういう服を買いなさい」と彼に言われた千夏さんは……。

「店員さんが勧めてくださったのがこちらの柄もののワンピース。『基本的に無地が好きなので、柄物はちょっと』と伝えたのですが、試しに着てみたら、これがしっくり」

シノワレッド サイドギャザードレス

『こういうのがいい』と素直に思えた一着でした。それからは、柄物にも挑戦するようになりました。店員さんに勧めてもらわなかったら気付きませんでした。チャレンジしてみるって大事ですね」

kay meは、出張の多い私にぴったり

「出張や仕事には ワンピース+ジャケットスタイルが多いのですが、他のブランドには絶対ないkay meの特徴は、全アイテムが徹底して

・シワにならない
・何かあってもすぐに洗える
・着ていても肩が凝らない

というところ。」

さらに毎回出張には靴を2足持っていくという千夏さん。

「kay meのデザインは、流行を追いすぎず、仕事にも会食にも通用するので、靴をチェンジするだけでイメージを変えられるのがいいですね」

 

シンガポールでkay meを着る理由

またシンガポールは、気候のせいもあり、選ぶ洋服が少しカジュアル寄りになる傾向にあるそう。

「きちんと見せたいビジネスの場でもkay meなら自信を持って着ることができます

例えば、

胸元の開き具合がちょうどいい
・ワンピースの丈も短すぎず、長すぎずちょうどいい
・お客さんと会うときも、ジャケットを着なくても一着できちんとして見える

という点。

さらに、「7分袖の洋服が多い点もシンガポールにはうってつけ」といいます。

「屋外は暑いけど、突然スコールが降ったり、室内は冷房が強いなど、どんな気温でも対応できる点も高ポイントです。袖があっても、伸縮性があるので、全く窮屈感がありません

「kay me はワンピースのブランドという印象が強いかもしれませんが、私にとってはどちらかとジャケットのブランドです。着心地のいいジャケットは1度着ると忘れられません。長いフライト中も着たまま、うたた寝してしまうほど、リラックスできるんです」

シノワレッド サイドギャザードレス

「腕を通した瞬間に、しっくりなじんで驚いたことを覚えています。この1枚目のジャケットがお気に入りとなり、その後白、と買い続け(笑)、最近さらにベージュを購入し、全4色揃いました」

ホワイト テーラードジャケット

グレージュ ノーカラージャケット

ネイビー ノーカラージャケット

フリルジャケット ブラック

 

「先日もこのワンピースを着て、会議に出席してきたんですよ」

ピンクロータス ギャザーワンピース

今回は、活気に満ち、人懐っこい笑顔があふれるシンガポールでお話をうかがいました。発展し続けるこの都市において、kay meが1人のキャリア女性の活躍に欠かせない存在になっていることを嬉しく思いました。

 

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