「着物」からインスパイアされたラインは、日本のみならず世界中から支持されています。
グローバルな場所で活躍する女性たちはつねに社交の場で「会話の糸口」を探しています。また、「会話のきっかけ」を与えることも大事。
そんなときに「話しかけられやすい」「最初の自己紹介のトピックにしやすい」というのも人気の理由。
今回ご紹介するのはまさに「訪問着」のようなアンティークな華やかさをもつ「ふじむらさき」です。
呉服屋を営んでいたkay me 創業者・毛見の祖母が当時お客様のために仕立てていた反物へのオマージュからの発案。
アンティークの着物からインスピレーションを受け、イチから手描きし、新潟で染めたオリジナルプリントです。
流れるように配された美しい柄が印象的です。
ここに至るまでに、グラデーションのバランス、帯部分の表現など、さまざまな改善が加えられてきました。
最初は帯を表す部分がこのようにはっきりとした紫でしたが、
濃度の濃い紫が2箇所あることで体が分断されて見える……ということで変更に。
また、袖の濃い紫も同様に…
グラデーションをやめ、流線形のボディの図案がヒーロー(最初に目に留まるポイント)になるようにしました。
そしてこの色味に決まるまでも、数えきれないほどの候補があったのでした。
まだまだこんなにたくさん!
このあたりから、春から涼やかな季節、そして年末のパーティまで「清楚ながら華やかに」というテーマで「ネイビー系ではなくモーブ系をイメージする」に取り組みました。
だいぶ最終案に近づいた感じでしょうか。
しかし、この検討の中で今回採用されなかった図案はほかにもこんなにも!
そうして決まった「清楚ながら華やかに」という現代の「訪問着」はこちら
いかがでしたか?予想以上にロングジャーニーではないでしょうか。
そんな思いの詰まった「ふじむらさき 帯ドレス」
ぜひお手にとってみてくださいね。
「ふじむらさき」のプリントワンピースを詳しく見る

同じデザインのzoom 背景も作成しました。こちらからダウンロードできます。

Tsubaki
今回は花札にインスパイアされた和テイストのプリント。日本の伝統色を使い、筆で描いたようなべた塗りに仕上げました。気軽に着用できる着物ワンピースがレッドとブルーの2色に決定するまで、さまざまなカラーを検討しました。

Pinwheel
理知的な印象のジオメトリックプリント、「ピンホイール」。 ピンホイールとは「風車」という意味。また、「手裏剣」のインスピレーションも少し取り入れています。染めは京都の伝統技術によるものなので、使用するカラーも少し「和」の色を意識しました。レッドとブルーの2色に決定するまで、こちらも様々なカラーのピンホイールを検討しました。

Harvest
「収穫の喜び、恵み」をコンセプトとした秋のリリースにふさわしい「ハーベスト」シリーズ。 オリジナルのプリントデザインから「ゴールド」「ネイビー」「ライラック」とバリエーションが増えていく過程をお見せしていきます。
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