日本の学校教育で英語を学んだRyo。社会人になった後に留学するまでの海外体験は、実は旅行だけ。現在、英語を使って仕事をする彼がどう英語を身に付けたのか、自身に合った学習法の探し方とともに経験を聞きます。
英語は中学でスタート。いつも海外に興味があった
――どんなふうに英語を学びましたか?
Ryo: 初めての海外体験は、小学校を卒業するころに家族旅行をしたオーストラリアと香港で、「世界には日本語とは違う言語があって、その土地の言葉が話せると現地の人とコミュニケーションできるんだ」と強烈な印象を受けました。実際に外国語(英語)を学んだのは、多くの日本人と同じく義務教育の中学でのスタートでした。
大学受験対策では読み書きをメインに力を入れ、単語やイディオムもたくさんインプットしました。そのおかげか、海外旅行で日常会話は何とかなった記憶です。大学時代に友人と1カ月ほどニューヨークで過ごしたときは多様性を実感し、世界をもっと知りたい、多くの人に会って各国文化に触れたいという思いが強まりました。
卒業後に就職した会社は、海外とやりとりのある部署もありましたが、自身の業務に残念ながら英語は必要ありませんでした。ただ、今後のビジネスがグローバル展開することを体感していたのと、いつか世界で働きたいという気持ちは常にあり、またビジネスを英語で学んで、もっと自分の幅を広げたいという思いが強まったので、社会人4年目にアメリカ留学を決めました。
――何のコースを取ったのですか?
Ryo: アメリカの大学でビジネスマネジメントを学ぶコースで、期間は1年弱でした。参加のための準備期間は「成功者に学ぶのが近道」と思い、経験した方のブログなどを調べて自分に合った勉強法を探し、独学で英語に取り組みました。1冊のテキストを何度も解いて、教材の音声を書き取るディクテーションや、音声を追いかけながら声に出すシャドーイングなどを取り入れたところ、リスニング力がぐっと伸びました。
一方、スピーキング力は友人に外国人の友達を紹介してもらって英語を話す機会をつくり、テキストで覚えたフレーズを使ってみたりしました。今だとFacebookやtwitterなどで多くの人に紹介の依頼を瞬時に投げかけられるので、SNS上でつぶやいてみるのもいいですね。
多くの日本人は「リスニングはそこそこできるけど、話すとなるとちょっと……」という方が多いと思います。僕の経験では英語を話すには、やはり使う環境に身を置くことが大事だと思いました。
英語使う環境に身を置くことが
上達への近道です
――ビジネス英語は、留学中と仕事の場で習得したことになりますか?
Ryo: そうですね。コース修了後は日本で働いた後にシンガポールに拠点を移して、東南アジアを舞台にグローバルな環境でビジネス経験を積みました。業務に必要な専門用語を集中的に覚えて、仕事で実践。目的に即した英語を身に付けて現場で使う、この繰り返しです。ときには、環境に放り込まれることも大事だと思います。
ビジネス英語は現場で身に付けるのが効率的
――ビジネスで英語を使えると、どんなメリットがあるでしょう。
Ryo: 一言でいうと、「世界が広がる」ということですね。英語を話す人は15億人といわれていますが、英語を使えることでビジネスチャンスはもちろん、自身の視野も広がり、いろいろな人と交流できるチャンスが増えます。さまざまなバックグラウンドを持つ人と働くことで、新たな学びと気付きが得られ、自分のスキルも上げられるでしょう。
――ビジネスとプライベートで使う英語の違いは何だと思いますか?
Ryo: ビジネスは専門用語を使うことになるのが、プライベートとの違いです。業界ならではの専門用語は英会話学校では身に付けにくいものなので、やはり仕事の現場で習得するのが効率的です。
そして適切な語彙を使って主張を明確に、論理構成を意識して限られた時間内できちんと伝わるようにするのが大事です。
Ryoのおすすめ!
――大事なプレゼンがある!という日は、どんなコーディネートがいいでしょう。
Ryo: そうですね、「ネイビーミルフルール 切替シェルワンピース」に「ネイビー ノーカラージャケット」を合わせることで、気分が引き締まると思います。
新たな課題を設定し、学び続ける
――最近はどんな勉強をしていますか?
Ryo: kay meのメンバー構成は多様であることから、業務では英語を使う機会が多く、業務の進め方に無駄がなくスピーディー。なので、どう話せばうまく伝えられるか、それを意識し、発表や会議の前には想定練習もしています。
――英語学習に励む人にアドバイスをするとしたら?
Ryo: 一般的にまずスピーキングとリスニングをなんとかしたい!という人が多いと思うので、主体的にそれを使う場に身を置くことが最短距離になるのではと思います。僕のように、日本にいながらでも、まず周囲にそういうニーズがあることを触れ回り、チャンスをつかむことが大事。
そして僕の経験から言えることは、とにかく目的に応じた習得と現場での実践あるのみ!です。
――kay meで働く醍醐味、今後の目標を教えてください。
Ryo: 国籍、背景ともに多様性のあるメンバーがそろっているので、刺激を受けることが多いです。僕自身、コーポレート部門に所属しているので、会社の発展のために、今いるメンバーやこれから入ってきてくれるメンバー、そして経営陣の考えを理解し、コミュニケートしていくことが毎日とても面白いです。
現場に入り込んで多方面からサポートし、会社全体の目標実現に向けた取り組みに尽力しています。 今後、僕も引き続き「挑戦」です。英語ではより効果的、効率的に自分の主張を伝え、相手の要望を聞いたうえでゴール到達を目指したコミュニケーションをしていきたいです! 的確なフレーズや単語を使いこなせるよう、また相手に合った対応ができるよう務めていきたいです。興味を持っていただけたら、ぜひ皆さんもkay meのドアをノックしてみてくださいね。
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Ryoのおすすめ!
kay meで好きなアイテムは、シンプルでありながらエレガント、いろいろな挑戦の場に活用できる「ネイビー ギャザーワンピース」です。ビジネスの場ならジャケットを羽織ると、よりフォーマルになるし、ほかのアイテムも生かせます。着やすくてシルエットがきれいなのも、気に入っているポイントです。
Notes from the Editor
日本にいながらビジネス英語を取得する、というと、高価なスクールに通うとか、自分を追い込んでトレーニングするなど「苦行」なイメージで、始める前に挫折してしまう人もいるかもしれません。Ryoさんのお話を聞いて、とにかく実践あるのみ!と、友人にネイティブスピーカーを紹介してもらう。他人のことは気にせず、自分の性格にあった勉強法を信じる。また、環境に自らを投じて道を切り開く、など「どんな人にもまねできそう」な英語習得法が印象的でした。動くことで得るものがある、ぜひ参考にしてください。
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