Let’s スタートアップ!

スタートアップのPR/外部コミュニケーション

今回は起業初期のPRや広報の戦術について書きたいと思います。この領域こそ広報業務が未経験の方も多く、「雑誌や新聞などの記者さんと繋がりがない」「起業したての小さな会社に注目したり取材をしてくれたりするはずもない」と最初から無理だと思っている方が多いです。そして高いPR会社にお願いをしたり、お金を払って取材をしてもらったり、広報担当者を雇おうとなったりします。

広報/PRについて全く見識がないという方でも、安心してください。起業したばかりの小さな会社でも、あなたの事業内容を広くリーチさせることは可能ですし、興味深い取り組みであると感じられれば、取材なども受けるチャンスがあります。


広報活動は、突き詰めるとコミュニケーション。

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広報はコミュニケーション

まず、PR・広報というものは、突き詰めて言えば「外部コミュニケーション」です。そのため、一方通行の伝えるという行動ではなく、受け手側から得られる情報についても、広報としては重要な要素であることは知っておいてください。媒体を通じて、または直接お客様に情報を伝え、お客様から何らかのフィードバックがあるはずです。もし何も反応が得られないのであれば、そのPR・広報は失敗しています。いきなりお客様から反応を得られることは難しいかもしれませんが、広報活動のゴールとしては双方向のやり取りであることを認識し、それを目指していただければと思います。

お客様が生活している映像が頭に浮かぶくらい詳細にイメージする。

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誰に知ってもらいたいか?

広報的な手段を取る時に、まずは考えなければならないポイントとしては、その対外的なメッセージを受け取る人をより明確にイメージすることです。以下のように具体的にイメージしてください。

・年齢(30代〜などでなく何歳かまで特定)
・男性/女性
・居住地域(町名までイメージできるとよい)
・マンション/戸建
・家族構成
・平日/休日のライフスタイル

できればこういう人が生活している映像が頭に浮かぶくらいイメージしましょう。このような詳細な顧客像を「ペルソナ」と言います。「ターゲット」という言葉よりももっと詳細な人物像を指します。ペルソナが具体的にイメージできるほど、自分の商品・サービスがどのように受け入れられ、どういう手段を使ってPRすればメッセージを受け取ってもらえるかの戦術を考えることに役立ちます。その上で以降紹介する、スタートアップが取れる手段を効果的に用いてください。

記者と繋がりがなくてもご心配なく。記者にプレスリリースを届けるサービスがあります。

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プレスリリース

プレスリリースというのは文字通り、プレス(記者)向けに情報をリリースするということです。各業界の記者があなたのプレスリリースを見て、記事にできると考えたら、あなたに許可をとってそれぞれの媒体で記事にしてくれます。(プレスリリースを全く改編しない場合は許可を取ることなく転載してくれるかもしれません)。媒体には、テレビ、新聞(全国/地方/業界紙)、雑誌、インターネットメディアなどがあります。ビジネスを始めてすぐの会社であれば、新聞の全国紙に取り上げられるのはハードルが高いかもしれませんが、業界紙であれば狙い目です。記者も日々ネタを探しています。ここで記者と繋がりはなく連絡先は知らず、媒体もどのようなものがあるかわからないという方もご心配なく。各記者が登録しており、あなたがそこにプレスリリースを投稿するだけで記者がプレスリリースを受け取るWEBサービスがあります。代表的なものは「PR TIMES」というサービスです。自分が配信したい業界をチェックするだけで、登録している記者に届きます。月額費用で何本配信しても料金が変わらないプランや配信ごとに発生する料金プランが一般的です。PR TIMESに関しては、起業後一定期間は無料というプランもあるようなので是非チェックしてみてください。

WEBサイト(ホームページ)

やはりあなたのビジネスの信用度を高める手段として、WEBサイトを用意することが望ましいです。ビジネスのPRだけでなく、採用などにも使えます。WEBサイトの開設目的の90%以上は採用であるというデータもあります。WEBサイトの効果については割愛しますが、問題となるのは制作費用です。こちらは補助金などを積極的に活用しましょう。実質無料に近い形で制作できる場合も多いです。2020年度の例では「小規模事業者持続化補助金」が当てはまります。WEBサイトはPRや広報目的で外部にメッセージを伝えるということでは優先度が高いので、検討してみてください。

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各種SNS

以下では、ほぼ無料で使えるSNSでPRとして効果があるものを列挙します。伝えたい内容に応じて各種SNSを使い分けていただくとよいと思います。会社として伝えたいこと(PR・広報)と商品・サービスの紹介(宣伝)は分けて考えてください。

・ブログ

ブログは各種ブログサービスを利用してもいいですし、自社のWEBサイトがある場合はそちらに載せても大丈夫です。ブログではPRでも宣伝でもどちらも向いていると思います。ブログは比較的後まで残る(ストック)されるものなので、更新頻度は非常に重要です。せっかくお客様に来訪してもらっても、しばらく更新されていないと逆にマイナスイメージになるので、定期的な更新をお勧めします。

・NOTE

自分で記事を書いていくNOTEというサービスがあります。ブログよりも、より読み物としてユーザーが捉えており、PRや広報的な内容が向いています。創業に至ったストーリーや、あなた自身が考えていることを表現してもよいでしょう。ストーリーや思いを知ってもらいたい時には是非利用してみてください。

・Facebook/Twitter

SNSの代表格であるFacebookとTwitterです。Facebookは実名制、Twitterは匿名性が強いです。自社のターゲット層としてどちらが向いているかは考える必要があるかもしれません。どちらも無料で使えますし、広告を打つこともできます。Facebookはターゲットをより細かく設定することができるため、明確にペルソナが想定されている場合には試しに広告を出してみてもよいでしょう。費用もいくらまでと設定できるため安心です。

これらのことは、広報担当がいなくてもあなたが実施できる内容です。大事なことは、PR・広報はコミュニケーションであること。伝わる手段・伝わらない手段を理解していくにはトライ&エラーを繰り返すしかありません。費用もかかるものではないので、あなたにあったコミュニケーションプランを確立していってください。

次回は、創業初期によく話題にあがる、ビジョン・ミッションの必要性について取り上げてみます。


<第3話>
アクセラレーターの利用

<第5話>
理念やVision・Missionの必要性

市場選択をどうするべきか

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創業初期の資金調達

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アクセラレーターの利用

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理念とVision-Missionの必要性

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仲間集めの重要性

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