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危機が訪れるとテンションが上がる理由

「kay me」10周年を記念して、ファウンダーの毛見と一般社団法人日本女性起業家支援協会代表理事 兼 日本ママ起業家大学学長・近藤洋子氏の特別対談が実現しました。

その模様はYouTubeでも公開され、多くの方にご覧いただいております。

今回は、その内容をkay mediaでも2回にわたりお届けします。

人生一度っきり。どこまで背負えるかチャレンジしたい

近藤 まず kay me 10周年、おめでとうございます!kay meは海外展開もして、国内でも百貨店などに続々と店舗を出店するなど、その勢いはさらに加速しています。

今回はそんなkay meを立ち上げて牽引する毛見さんのパーソナルな部分に迫り、kay me 躍進の秘密に迫ります。

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毛見 よろしくお願いいたします。

近藤  まず毛見さんのプロフィールを拝見した時、「自分とは違う、別世界の人」って感じたのを覚えています。だからこそ、kay meが成功していると思ったんです。

さらにコンサルティングファームなどでキャリアを積んで成功しているにもかかわらず、起業の道を選んで、正直「M体質」なのかなと…。起業したきっかけは何だったのでしょうか?

毛見 おっしゃる通り、確かにM体質かもしれません(笑)。ただ、起業は子どもの頃から、うっすらと考えていました。

もともと、どれだけ大変な状況を背負えるかやってみたいタイプで、危機的な状況が訪れると正直燃えるんです。

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もちろん周りの力を借りるので、迷惑をかけることもあるんですが、自分としては「やってやるぞ!」という心境になります。今回訪れた危機はこんな大きいのかと心躍るんです。

近藤 起業すると「会社員ならここまで言われたり傷つくこともないのに」という事態に遭遇することもあると思いますが、毛見さんはいかがですか?

毛見 会社員ならここまでハートブレイキングしないのにって瞬間は、私にもたくさんあります。

近藤 しかも、さらに大きなトラブルが襲ってくることもある。

毛見 でも私は燃えますね。解決できないことはないと思っているので。

近藤 そのファイティングスピリッツの根源は何ですか?

毛見 人生一度っきりなので、自分でどこまで背負えるかチャレンジしたいし、そこを探求してみたいという思いがあります。責任の大きなことがやってきた方が、生きる意味を感じる。「プレッシャー、来た!」みたいにテンションが上がるんです。

そしてタスクとして俯瞰して、粛々と解決に向けて進めます。

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点と点がつながる不思議な巡り合わせ

近藤 起業のきっかけにお婆ちゃんの影響もあるとか?

毛見 祖母は大阪で呉服屋さんを営んでいて、小さいながらその後ろ姿を見て、影響されました。あと洋服に「花鳥風月」や「波」の要素を取り入れているのは、呉服屋で提供していた着物の影響があると思います。

祖母のお店は小さな商店でしたが、私がチラシを書いて「明日、これを配ったら?」と提案することもありました。幼いながら、マーケティングの面白みを感じていたようです。

でも祖母からコメントをもらったり、却下されたりで。やらせてもらえないもどかしさもあり、お店にあった大きな算盤をスケートボードのようにして遊ぶこともありました。

振り返ってみると、自分でやってみたいのにバッターボックスに立たせてもらえず、チャレンジができない悔しさを抱えたこともある幼稚園時代でした。

近藤 ご両親も経営者だった?

毛見 いえ、両親は会社勤めです。母方の祖母が呉服屋を営んでいました。

近藤 そうすると、毛見さんは根っからの商売人ですね。ちなみに、kay meは私が着ているワンピースなどを手がけるアパレルブランドですが、毛見さん自身は洋服を作ったことが無かったとか?

毛見 はい。私は出版社の営業からスタートして、その後は戦略系コンサルティングファームなどでキャリアを積んで、アパレルとは無縁でした。そこが不思議な巡り合わせですよね。点と点がつながって、長い期間かけて結論が出ているのかなと感じます。

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表舞台に立ち、チャレンジする女性を応援し続けたい

近藤 その感覚、わかります。振り返ると、全く関係ない経験が後になると一気通貫でつながっている。そして、それに気づいた時に「私はこれをやるために生まれてきたんだ!」と思うんですよね。

そう考えると、毛見さんの場合は呉服屋のおばあちゃんの存在があったからこそ、今につながっているんですね。

毛見 そうかもしれません。ただ結果的に洋服に行きついてますが、その根底には祖母のような女性を増やしたいという想いがありました。

それを実現するなら、極端な話し何でも良かったのかもしれません。kay meが提供する洋服の価値は「時短」とか「綺麗」などで、それによって表舞台に立つ女性をサポートできると考えています。

バッターボックスに立ってチャレンジする人を応援したい。それをベースに、次の10年は今までとは別のことにもチャレンジしたいと考えています。

近藤 もう次のビジョンがあるんですね。バッターボックスでバットを振るのは大変なことです。でも一番面白いというか、このためにやっていたという瞬間が訪れます。

毛見 当社はD2Cでサービスを提供しているため、お客様と直接コミュニケーションします。時にお叱りを受けることもありますが、それ以上に喜びの声もいただけるので、そこは大きなやりがいです。やっている意味をお客様だけでなく、自分たちも感じられる。

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「着て楽になった」とか、中にはご家族の方が入院した際に「kay meの洋服ならそのまま着て付き添うことができる」という声もいただきます。そういう声を聞くと、私が想像した以上のお手伝いができたと感じています。

近藤 実は今日、このワンピースをずっと着てるんです。怒られるかもしれませんが、これを着て洗濯をして、お掃除をして、洗い物もしています。あと食べてこぼすこともあるけど、kay meの洋服は洗えるのが大きいですね。

毛見 私はよく文具のインクをつけます。ただ水性だとすぐに洗って落とせます。

近藤 あと最近は自宅で仕事する機会が増えて、家事との境目がなくなりつつある。そうすると、いちいち着替えるのも面倒。でもkay meなら着替える必要がないのもメリットですね。

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