「東京を生きる4女子物語」 kay me が贈る小説タイプの連載
東京に生きる4人の女性…4人の関係性を詳しく見る
大阪出張、2日目。今日のメインは取引先のレセプションパーティだ。レースをあしらったワンピースで参加しようと思いキャリーケースに入れてきた。シワになりにくい素材だから、出張にも活躍する。
昨夜はベッドでユージのことを考えていたら学生時代の思い出も色々頭に浮かんで懐かしい気持ちで眠りについた。いつもなら、寝る寸前まで仕事のことばかり考えいるのにのに。さ、頭を切り替えて、人脈が広がるパーティだから笑顔でいこう!
繊細で美しいレース使いが女性らしい。ぺプラムの幅、レースのほどこされた位置で細見え効果もある。
メリハリのあるシルエットでスタイルアップは間違いない。
縦横に伸びる高いストレッチ性で、着ていて疲れないし、透け防止、紫外線カット、吸水速乾と機能も優秀。とろみのある滑らかな肌触りで着心地もいい。
このウォレットバッグは色違いでいくつか持っている。とくに黒はクラッチ使いがメイン。
パーティの用意ができ 「乾杯」という声がかかると、いっきに会場が熱気に包まれた。
あちらこちらに知った顔がいて、駆け寄っては挨拶をする。8年になるベンチャー企業経営でかなり人脈は広がったと思う。
パーティが終わり、帰ろうと思ったとき、30代ぐらい?の女性に声を掛けられた。
「素敵なワンピースですね、すごく目を引くので思わず声をかけてしまいました」
「え!ありがとう。一枚で映えるでしょう、だからすごく気に入っているの」
これを着ていると、誉められることが多いのだが、今日のような人数が100人近いパーティでは少しでも目立ちたいと思う。だから、そういう意味では成功。
21:00 大阪を後にして東京に戻る。
愛猫のクリームとマカロンの顔を見たら疲れも飛んだ。ほんの少しじゃれてリラックスした後、メールのチェックと今回の出張でもらった名刺を整理して、明日から本腰を入れるユージの会社の件をリサーチして寝る。
いつもの朝がきて、7:30出社。
やっぱりオフィスは落ち着く。窓の外を見ながら午後からのユージの会社の件を考える。なんとなく、今日はユージに会えると思ってドット柄のワンピースを選んだ。
ネイビーのドット柄が大人っぽさと可愛さを両立するワンピースは、ボートネックがデコルテラインを綺麗に魅せてくれる。フロントのドレープとサイドリボンでナチュラルに体型もカバー。
会議室に広がる雑誌に目を通している、と女性社員のニカが、笑顔で近づいてきた。
「おはようございます、大阪出張いかがでしたか?」
「ニカ、早いわね。手ごたえはまあまあかな」
「今日はKY商社ですよね」KY商社とはユージのところだ。
「そう、気合入れないとね(笑)」他愛もない雑談やチラっと見た本からいいアイデアをもらったりするから、つねにアンテナを張っていたい。
360度伸びるケイミ―オリジナルのジャージー素材でしなやかな着心地。1枚でも、ジャケットやカーディガン合わせもサマになる
薄手で軽い着心地だから1年中活躍するベーシックカーディガンはクリスタルボタンがお気に入り。ウォッシャブルなので、白でも汚れを気にせず着回せる。
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