「東京を生きる4女子物語」 kay me が贈る小説タイプの連載
東京に生きる4人の女性…4人の関係性を詳しく見る

ママ友とのうわさ話が尽きない日々だけど、今日は久しぶりに女子高時代の友達とのプチ同窓会に参加。前から楽しいにしていたからワンピースも気合いれちゃおう!
久しぶりに会うから楽しみ。日頃の愚痴も聞いてもらいたいし、近況報告をし合うのがお決まり。パパと娘をいつも通り送り出し、家事を済ませて会場の帝国ホテルに向かう。今日はインペリアルラウンジ アクアのアフタヌーンティー。いくつになっても高校時代の友達に会うと、その当時の私たちに戻れるから不思議。


華やかさがあって映えるし、伸縮性もあるから、たくさん食べても楽ちん。長時間座っていてもシワにならないし、疲れないのもいい。

会場の帝国ホテルは、年に2~3回は開催されるプチ同窓会の会場として定番になっている。アフタヌーンティのプランは最近、子供ができてお迎えまでの時間の有効活用から利用するようになった。落ち着いているしゆっくり話せるのでみんなのお気に入り。

ホテルの前に着くと、少し暑くなってジャケットを脱ぐ。1枚でも可愛いし、目の肥えた女子高出身の友達の厳しいチェックもケイミ―のワンピースならいつもクリア。今日はナナちゃんのママではなく、メイって呼ばれるのが嬉しい。
「メイ」声をかけてきたのは、幹事役のジュン。声は変わらず甲高いが、最近は「太っっちゃってー」が口癖。高校時代は近くの男子校の生徒に人気があったのだけれど、今や面影がない(笑)続いてぷっちょ、エリー、ゆっちと今でもあだ名で呼び合う仲間が揃うい、キャッキャして盛り上がる。


ボリュームのあるスイーツを頬張りながら、色々な話をする。しゃべりたいことをしゃべって。
お互い人の話を聞かないのも昔からだ。ざわつく中、「メイ、そのデザインのワンピースよく着ているよね、
可愛いし女性らしいね」ワンピースを褒められる。

「メイは昔から女子力高かったよねー」そんな昔話も気兼ねなくできる仲って楽。ママ友とはちょっと違う。卒業旅行に行ったときの話になると、その思い出話でもちきりに。みんな、大声で笑い合う。

あっという間の2時間。しゃべり足りないけれど、今日はこの辺で。
ジャケットに袖を通してホテルを出る。
「またね!」すごく楽しい時間だったな

地元に着いたら、ちょっと時間があるから気持ちを切り替えるためにカフェに寄ろうかな。
ブラックコーヒーを1つオーダー。ワイワイとした余韻を家庭モードにシフトしよう。

今日は息抜きになったなあ。ママ友との付き合いに疲れていたし。銀座の華やかなムードをブラックコーヒーで断ち切って家に向かう。

娘と夜ごはんを済ませた後食べすぎた罪悪感を、オンラインでヨガレッスンで晴らす。パパは残業で遅いらしい。楽しかったな~なんて独り言を言っていたら、、リリちゃんママからラインが入る。
「ちょっと相談があるんだけど」そうだ、こないだ一緒にお買い物に行かなかった件が気がかりだったけれど。しらじらしく「どうした?」って聞き返す。結局、近々お茶する約束をして今夜はベッドに入った。なんだか今日の楽しさがかき消される気がした。
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