理知的な印象のジオメトリックプリント、「ピンホイール」。
ピンホイールとは「風車」という意味。また、「手裏剣」のインスピレーションも少し取り入れています。染めは京都の伝統技術によるものなので、使用するカラーも少し「和」の色を意識しました。レッドとブルーの2色に決定するまで、こちらも様々なカラーのピンホイールを検討しました。
まず、カラーバリエーションをご紹介。実は当初、11の候補がありました。
少し深みのある大人レッド
朱色がかったレッド
パステルブルーパープル
少し赤みを足したパープル
群青色
少し赤みを減らしたブルー
黄緑色
緑色
水色
少し濃い水色
ピンク
無機質な印象を与えがちなジオメトリック柄には意識的に和の色を使用しました。
発色が落ち着いていて、温かみがあり、肌になじみやすいジオメトリックになるでしょうか。最終的に選んだのは……この3色!
オリジナルのブルー
少し赤のあるパープル
「この3色で決定!」
と言いたいところですが、「レッド」については、もう少し検討の余地があるということで、さらにジャーニーは続きます。
こちらのブラック×レッドは、コントラストがはっきりしすぎていて、少々印象が強い。もう少しインパクトを和らげたいということで……
レッドの色はそのままにベースを紺色にしてみました。
ぐっと明るく若々しい印象に。悪くはありませんが、「もう少し落ち着きが欲しい」。
ということで、ブラックとこの紺色の中間をとって……
こちらに決定!完全なブラックベースに比べて優しい印象になりましたし、ブラックのジャケット、ネイビーのジャケット両方に合うカラーリングになりました。
これでファイナルの3色が決定した!と思いきや……なんとここまで残っていたパープルが採用ならず!このようにkay meでは、最終段階まで残った候補でさえも、「採用しない」という決断を下すこともあります。
熟慮を重ねて最終決定されたのがこの2色。
知的で凛とした雰囲気のブルー
華やかでスタイリッシュなレッド
またピンホイールのデザインサイズの大きさもこんな調整が!
まずは100%。
元のサイズから80%に縮小
60%へ縮小
40%まで縮小したものがこちらです。
柄サイズを調整するのは、みなさまに「何度も着ていただけるように」。
このようにkay meでは、プリントのサイズを決定する際もほんの少しずつサイズを変え、近距離から、また少し離れたところから見たときに人に与える印象も含めて検討を重ねます。
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