こんにちは。編集担当のNatsukoです。
365日中341日はワンピースを着て過ごす、無類のワンピース好き。今後、ワンピースをはじめkay meのさまざまなアイテムをワンピース好きの視点よりお届けしてまいります。
この記事は、前編に続き「エコファーコート」実録レポートの後編です。前編ではジャケットとスカートを合わせたセットアップスタイルと合わせてみましたが、後編ではパンツルックとの相性を探ってきました。
前編/後編で実際に着用したのはこちらの「エコファーコート」。キャメルベージュとピンクベージュの2色展開で、どちらもノンアニマル素材でつくられた日本製のコートです。取り外し自由で2wayが叶うエコファーが、ノーブルな装いを完成させます。
表地も裏地も手がするりとなじむなめらかな肌触り、計算され尽くした衿元のカーブ、ベルトで叶うウエストの絞り、裾の絶妙なフレアなライン、膝丈ワンピースやスカートにしっくりなじむ丈と、手にとればとるほど細部まで作りこんだデザイナーの意図とそれを形にした職人技に惚れ惚れ。
今回はかっちりしたスーツ風パンツコーディネートをご紹介。テレワークが導入されつつも、リアルな場もまだまだ健在。オフィス出社時の装いを再現してみました。
身長166cm
普段はもっぱらワンピースのため、かっちりしたスーツ風ルックは着慣れずそわそわ。ゆえに、コートの甘さで調和できる感が心強い……!
出社時はファーを外してシンプルに。寒くない日や電車内では前を開けて着てもバランスがとれます。大きめの衿があるとエレガントになりすぎないということを学びました。 ファーをはずした首元には、フリルブラウスの存在感が顔を出します。フリルブラウス、ジャケットと衿部分には3枚が重なり合いますが、もたつきや圧迫感もなし。
腕回りはジャケットを着てもスムーズです。窮屈さは感じません。そしてこのジャケットの袖の収まり具合が完璧。フリルブラウスももたつくことなくグラデーションになっています。
ジャケットを着てコートを羽織るとどうしても重量感が気になるものですが、フリルブラウス・ジャケット共に体になじむ仕立てであるゆえ、着こんでいる感や膨張感は全くなく、その軽やかさには驚きを覚えるほど。
そしてボタンを閉めてベルトをきゅっと巻いた時がこちら。このシルエット、ときめきが止まりませんでした……。IラインでもなくAラインとも言い切れない、絶妙なフレア具合が美しい……。フリルブラウスとパンツをネイビーで統一したことにより、縦長効果も生まれます。
後ろ姿もすっきりシンプルでありながら、絶妙なフレア具合が醸し出す女性らしさも忘れません。
パンツの丈とコート丈とのバランス感は、落ち着いた印象に。このコート丈だと、フラットでもヒールでもショートブーツでも靴を選ばないと感じました。
正直なところ実際に着てみるまでは、ジャケットとパンツを合わせるスーツ風スタイルはマニッシュなことから、フェミニンなエコファーコートとの相性がどうなのか未知数でした。ところがいざ着てみると、想像以上にマッチ。足し算ではなく掛け算となって、パンツルックとコートのそれぞれの良さを引き出してくれました。
マニッシュ一辺倒でもフェミニン傾倒でもなく、甘さと辛さでバランスしたいタイプの方こそ、このエコファーコートの実力を享受できるのではと思います。
前編ではセットアップスカート、後編ではパンツルックをそれぞれエコファーコートと合わせて着てみました。その率直な感想として、どちらのモードとも着こなせる懐の深さが何よりも印象に残りました。マニッシュともシンプルとも、パンツともスカートとも、甘めでも辛めでも、どちらもOK。ということはオンでもオフでも着られる、つまり毎日でも着られる度量があるということ。
「エレガントなコートは日常でなかなか出番がないのでは……」と心配な方にほど、ぜひお持ちの服とのコーディネートを試してみていただきたいなと思いました。私もいざフィッティングするまでは、甘くてエレガントなコートと信じ切っていました。この実力、ヘビーユース間違いなしです。
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