日本生まれフィリピン育ちのMasakiは、幼いころ日本語環境から英語環境へ。まったくのゼロからの挑戦、どのように英語環境へ順応していったか。そして社会人になり再び日本で働く中、感じることとは?

言葉が分からない世界で新生活スタート
――英語はどう身に付けましたか?
Masaki: 7歳の時に日本からフィリピンに引っ越し、現地の幼稚園に通うことになりました。クラスでは僕が体が一番大きいのに、英語も現地のタガログ語も話せなかったので、最初はとても大変でした。園では両言語が使われていて、例えば算数や理科は英語、音楽や図工はタガログ語といった具合です。家族とは英語で話すようにしていましたが、外に出て友達と遊ぶときは、タガログ語でしたね。それまでの日本語環境が、いきなりすべて外国語になったので、英語は時間の経過とともに次第に身に付いていました。
――ビジネス英語はどう習得したのですか?
Masaki: 大学でビジネス英語のクラスを取りました。週2コマを2年間です。プレゼンテーションの練習やリポート作成を通して、基本的なビジネス英語を学びました。僕はどちらかというとリーディングが弱いので、課題や本を読むことで力を強化しました。
――英語に関して、日本とフィリピンで違いを感じることはありますか?
Masaki: 日本では小学3年生から英語が始まりますが、フィリピンでは僕が体験したように幼稚園からタガログ語と同時に英語に触れます。小さいときから毎日「英語で」学び、英語を使うんです。子どもからお年寄りまで、みんなが英語を話す中、上達していく感じです。
英語を使っていたフィリピンの学生時代と社会人の期間を通じて、僕にとって日本語は逆にブラッシュアップしたい対象になりました。なので、会社では英語と同時に日本語を使うようにしていますが、英語で話しかけられるとまだ緊張してしまう人が多いように思います。僕の経験からすると、やはり「日常的に」英語を使うようにすることで、そのバリアは弱まるかもしれません。

自分自身を見直して弱みをあぶりだし、
それを強化していきたいですね
――ビジネスで英語を使えると、どんなメリットがあるでしょう。
Masaki: 英語は世界の共通言語なので、できるとプラスになるし、いろいろな可能性が広がります。海外の人と働くチャンスはもちろん、外国で働く機会も持てるでしょう。
――ビジネスとプライベートで使う英語の違いは何だと思いますか?
Masaki: そうですね……、敬語でしょうか。英語にも丁寧な表現はあるので、大学で学んだことをベースに日々勉強です。毎日の積み重ねが大切ですね。 フィリピンでは、ビジネスの場で使われるのは英語のみで、中にはタガログ語を話せない人もいます。一方で、町中では英語とタガログ語をミックスしたTaglish(タグリッシュ)を使う人もいるんですよ。
Work wear insider tip!
フィリピンの女性は職場で「ネイビーブルー マリリンワンピース」のようなダークカラーの服を着ることが多いです。肌の色にマッチするのが好まれる理由の一つでしょう。ただオフィスは冷房が結構きいているので、ストールやはおる物も必須です。クライアントとの打ち合わせには、フォーマルな印象を与えてくれる「ペールブルー 金沢産ショートカーディガン」がおすすめです。
◆ネイビーブルー マリリンワンピース
◆ペールブルー 金沢産ショートカーディガン
日々の積み重ねが語学力アップにつながる
――英語学習に励む人にアドバイスをするとしたら?
Masaki: 地道に毎日、勉強と練習です。使う時間にほぼ比例すると思います。僕はプレゼン力を鍛えたいので、鏡の前で練習することもあります。ある程度の基礎を覚えたら、リフレッシュする気分で好きなものを楽しむのもいいと思います。
映画やドラマはテキストとは違った日常会話の勉強になりますし、僕の場合はアニメを見て日本語に触れています。
自分自身を見直して弱みをあぶりだし、強みにできるようにしていけたらいいですよね。

Invest in yourself.
自分に投資しましょう。
――日本で働くことを決めた理由を教えてください。
Masaki: フィリピンで働いた経験を生かして、日本で新しい挑戦をしたいと思いました。日本語力も磨きたいですし、実は家族もこちらに住んでいます。
――日本で驚いたことは何ですか?
Masaki: 電車が時間通りに来ることです。すごいと思います! フィリピンでは車で通勤していたので、渋滞には悩まされましたね。その点、東京は通勤が楽です。
新型コロナウイルスが流行する前は、毎日のようにたくさんの外国人を目にしていました。(オフィスのある)銀座はインターナショナルですよね。
Masaki’s Recommendation!
――kay meで好きなアイテムは?
Masaki: 入社したばかりのころ、毎週新しいデザインが上がる中、クレヨンベリーに引き付けられました。
とにかくプリントがいいですね。軽い色がきれいで、爽やか。今の季節にぴったりだし、女性の笑顔を明るく輝かせると思います。
Notes from the Editor
日本語と英語を混ぜながら質問に答えてくれました。一度、自分自身を見直して弱い面を確認、そこを強化していくというアドバイスは実践してみたいと思った方も多いのでは? ぜひ今日から取り入れてください!
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