29ポケットウォレットバッグができるまで

~90個の布地から成る小さなウォレットバッグ~

かつて経営コンサルタントだった毛見純子は自身と同じ忙しい女性たちの課題解決を提供することで、ひとりひとりの挑戦を応援したくkay me を創業しました。
持つだけでワクワクするようなデザインと、カラダをラクにする機能性、そして日本の職人の高度で繊細な技術を「三位一体」1つのアイテムに込めています。
ご提供したいのはいつも「持つだけで堂々と胸を張れる上質さ」そして「機能性が高く1日中快適に過ごせる」もの。29ポケットウォレットバッグもその精神を受け継ぐアイテムの1つです

「デザイン」と「機能」の融合

「29ポケットウォレットバッグ」はミニマルなデザインとコンパクトなサイズながら、29個の機能的なポケットが内蔵されています。 例えば「4種類の名刺」「2か国の硬貨と紙幣」「12のクレジットカード」「パスポート」「ご祝儀袋」「はぶらし」「ペン」「化粧コンパクト」・・など忙しい女性の収納物を明確にイメージしたポケットです。加えて、「タッチ&ゴーできる2つのICカードフォルダー」「バッグの開閉不要の背面スマホ用ポケット」などストレスフリーな動きも実現します。
29のポケットで成る小さなバッグ、さてどのように作られているのか「ものづくりの旅」をご一緒しましょう

デザインする

工程 1:
コンセプトをつくる

「満たされていないニーズを救う」

kay me のアイテムは「満たされていないニーズを救う」ことを大事にしています。29ポケットウォレットバッグはリードデザイナー毛見純子がいつも海外出張に行く際、飛行機の搭乗から現地入りまで「パスポートや入国書類用のペン」、「機内乾燥対策の目薬や保湿クリーム」などが1つに入り、かつ日本から渡航先の国、あるいは渡航先の複数の国で「通貨が混じらないお財布機能」がついているミニバッグを欲していました。またビジネスイベントでは複数の肩書や言語を使い分けるため「複数種の名刺フォルダー」が内蔵されたパーティバッグを欲していました。持ち方は、両手が使える「斜め掛け」や「ショルダー掛け」はもちろん、ディナーには「クラッチ」使いもできる3ウェイが望ましいと考えていました。デザインには「満たしたいニーズ」をすべてこめました。同じ想いを持つ多くの方のお役に立てますように!

工程 2:
パターン(型紙)を創る

「コンセプトを形にする」

デザインコンセプトが固まったら、デザイナーとともに1つ1つのポケットサイズ、完成形の幅や長さなどを仮計測し、パターン(型紙)に落とし込んでいきます

工程 3:
プロトタイプを創る

「耐性や美しさを確認する」

工程2のパターン(型紙)を用いて、実際にプロトタイプを創ります。プロトタイプは完成品と全く同じ形、サイズ、構造をしています。それまで「想像上」でしかなかった完成形に対して実際に「目で見て、手で触れて」みます。ここで耐性やフォルムの美しさを細かくチェックします

ものづくりを行う

工程 4:
金型を創る

「43種類の金型を1つ1つ創る」

バッグを形創る1つ1つのピースは「金型」によって切り取られています。金型とは、一辺が刃物になっています。
1つ1つの金型は各型紙の各数値に従って作られるオーダーメイド。
リボン状のメタルを1つ1つ角や曲線に折り曲げて創ります。鋭角なカーブやカーブの連鎖するパートなどは特に難しく、またそれぞれの金型が切り取る対象の素材の種類(表地、裏地、芯地など)によって刃型の種類を変えています。

「29ポケットウォレットバッグ」は43種類のカスタムメイドの金型で切り抜いた、90個ものピースから成り立っています

工程 5:
裁断

「1つのバッグを創るための90回のクリッカー裁断」

表地、裏地、芯地の3種類の素材を「43種類の金型」を用い、90個ものピースに裁断していきます。それぞれの「素材」の上に適する「金型」を置き、なんと職人さんが1つ1つ丁寧に裁断しています

工程 6:
素材を「漉く(すく)」

「職人さんの『経験』と『尋常ならざる集中力』」

バッグを形作るすべての表地のピースには「漉く」の工程が必要です。
まず、表地の全体を「漉く」ことで「芯地」を張り合わせやすくします。
またそれぞれのピースの縁(ヘリ)部分、つまりエッジ部分をさらに「漉き」ます。これは、後ほどエッジ部分を折り返したり、縫い合わせたりした際に、最終的に他箇所との高低差を失くしなめらかで美しいフォルムを描くための工程なのです


(左下の画像)左側の素材は全体の「漉く」前。右側の素材は全体を「漉い」た後。
(右下の画像)左側の素材は、さらにエッジを部分的に「漉き」、エッジを折返したときに表面に段差ができるのを防ぎます

この「漉き」の作業は力加減ひとつで素材全体が破れてしまうこともある非常に繊細な作業です。1つ1つのピースを「漉く」際、職人さんの「経験」と尋常ならざる「集中力」が必要なのです

工程 7:
芯地貼り

「迅速で正確な熟練の技術」

表地や裏地は単独では強度に欠けます。そのため、1つ1つの表地、裏地に芯地を張っていきます。
1つ1つのピースを「漉い」たあと、裏側に「糊付け」を行い「芯地」を貼り合わせていくのです。しかしこの専用糊はすぐに乾いてしまう特性があり、すべてのピースに対してスピーディに糊付けを行い、正確な場所に「芯地」を貼り合せていく技術が必要となります

工程 8:
各部位の直線と曲線を創る

「手繰り寄せる細かなギャザーと曲線創り」

各ピース糊付けのあと芯地を置いたら、今度は各部位を完成させていくため、ピースのエッジを折り返していきます。とくに曲線のカーブは、小さなギャザーを手繰り寄せながら創り出します。美しい曲線のエッジを見たら、ぜひ職人さんのこの工程を思い出して!

工程 9:
手縫い

「機能性とデザイン性の融合は、職人の経験と技術により成立する」

バッグとしてのフォルムの美しさと、耐性を実現するため1つ1つの部位が縫い合わされていきます。素材と厚みによってミシンを調整しながら細心の注意で行われます。小さな「29ポケットウォレットバッグ」に宿る「機能性とデザイン性の融合」は、職人さんの経験と技術によってはじめて成立するのです

工程 10:
品質確認

「ディティールへのこだわり」

最後のものづくり工程として、1つ1つのバッグの品質確認がなされていきます。
1つ1つのものづくりの旅が、ひとりひとりのお客様のもとでお役に立ち活躍できますように・・・

最後の工程

工程 11:
祈る

kay me は自らを「ファッション企業」と定義付けていません。
忙しい女性たちの課題解決を提供すること。そのことが、おひとりおひとりの「挑戦への応援」になること。そのことをミッションとしています。

「29ポケットウォレットバッグ」もみなさまのお役に立てますように。心からそう祈っています

kay me のバッグを生み出す職人さんについて

kay me のバッグは、国内の熟練の職人さんによって生み出されています。
職人さんの数十年にわたる鍛錬と、確かな技術によってはじめて生み出される製品です。われわれkay me は日本のものづくり産業における職人さんの技術と姿勢を敬い、それらの後世への継承の一端となれることを目指しています

kay me の「クラフトマンシップへの想い」をさらに見る

kay me 創業者の毛見純子は祖母が営んでいた呉服屋を見て育ち、日本のクラフトマンシップとその芸術性に深い敬意を抱いています。 現代の忙しく前向きな女性たちの挑戦を応援するため、「職人の技」と、身に着けるだけでワクワクする花鳥風月をベースとする「デザイン」、そして日々開発されるエシカルで「高い機能性を持つ素材」を融合し、「快適で美しい」アイテムをお届けしたいと思っています

いま発売中の
バッグコレクション

すべて見る

Philosophy

エシカルへのこだわり
エシカル
エシカルへのこだわり
動物をファッションの犠牲にしない、
ノンアニマル素材
メイドインジャパン
メイドインジャパン
メイドインジャパン
長年受け継がれてきた技術をもつ
職人の手によって生み出されています
Loading...